映画

「丹下左膳餘話百萬両の壺」(1935年)

替え難い映画体験  「丹下左膳餘話百萬両の壺」を見たのは1990年頃、木曽で行われた小さな映画会においてである。名監督山中貞雄の作品ということで期待感はあったものの、その時点で50年以上前、日本映画の創世記といってもいい時期にできた...
映画

「ゲームの規則」(1939)

ジャン・ルノワール監督「ゲームの規則」を観る喜び   ジャン・ルノワールという、画家オーギュスト・ルノワールの息子にして、映画史に刻まれる稀代の名監督は、私たちシネマ・ウェーブIIDAにとっても、大切な存在である。1955年に製作さ...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その1 人形・微かな命

2020年8月23日、川本喜八郎さんの十回目の命日を迎えた。不思議なことに8月23日は三国志演義における諸葛亮孔明の命日でもある。孔明が没したのは西暦234年というから2020年は1786回目の命日である。川本喜八郎先生の手による人形・諸...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その2 出会い

1990年、日中合作大型人形劇「三国志」特別公演が飯田文化会館で行われた。その時が川本喜八郎先生の当地への初来訪だった。公演終了後には人形美術家として舞台挨拶とサイン会が開かれた。そこで私は先生と初めて言葉を交わすことができた。「いつの日...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その3 人形アニメーションの世界

人形アニメーションは、人形の骨格や衣装を少し動かしてはフィルムのひとコマを撮影し、また少し動かしてはひとコマという具合に連続撮影して製作する映画。一方、NHK人形劇「三国志」(1982-84)や「平家物語」(1993-95)は人形の演じ手...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その4 「三国志グッズ・川本コレクション展」に寄せて

令和2年8月6日~令和2年9月8日、飯田市川本喜八郎人形美術館では特別展「三国志グッズ・川本コレクション展」が開催された。 川本喜八郎先生が収集した世界の様々な名品コレクションの中から三国志に関連するものを展示している。米粉で作った...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その5 人形劇のまち・飯田

1992年1月、自主上映会に向けた打ち合わせのために訪れた東京千駄ヶ谷にある川本喜八郎先生のアトリエから戻った後、私はいつも色んな企画事の相談に乗ってもらっている市役所先輩の高橋寛治さんに、川本先生とのやりとりやアトリエの様子を伝えた。す...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その6 女優・岸田今日子さんを迎えて

第1回目の上映会「川本喜八郎の世界」は、日本の伝統に取材した「鬼」、「道成寺」、「火宅」の三部作を、千劇(現センゲキシネマズ)の地下ホールを満席とする250人に鑑賞いただき、成功裏に終わった。しかし私には、少なくともあと2本上映しなければ...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その7 墓参り

8月23日は人形美術家・川本喜八郎さんの命日。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で控えさせていただいたが、例年この日に、川本先生の遺骨が納められる多磨霊園を墓参している。 多磨霊園には岸田国士、岸田今日子、岸田衿子、中島敦、...
人形芸術の巨匠と歩んだ20年

その8 日本画家・壬生露彦さんのこと

川本喜八郎先生が、チェコのイジィ・トルンカの許での人形修行から日本に戻って、「花折り」(1968)、「鬼」(1972)、「道成寺」(1976)、「火宅」(1979)、「蓮如とその母」(1981)と、立て続けにアニメーション作品を発表する。...
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